うららかな4月の土曜日、深澤直人がディレクターを務める『雑貨展』を観るべく21_21 DESIGN SIGHTへ。
公式サイトには『「雑貨」をめぐる環境や感性を、世界的にもユニークなひとつの文化として俯瞰し、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向ける展覧会です。』とある。
あまり深く考えずに向かいましたが、面白かった!
最初に現れたのは、行商の姿を現代の日用品で再現した展示。
すんごいボリューム。
こちらは「終わらない自問自答」という展示。
最初の『「理想の暮らし」は買いたい』という設問でつまずきました。
わたしのアタマでは、イマイチすんなり理解できず。
日本語ってムツカシイ…。
さまざまな分野のプロたちの展示と作品解説を見ていて、すうっと身体に入ってきたのが、保里正人・享子(CINQ, SAML.WALTZ)の「雑貨感」。
「僕らにとって雑貨とは、わさわさとモノが並んでいる姿を見つけた時の高揚感、その視覚的リズム感やボリューム感です。そして、その中から何かひとつを手に取ると、それは具体的な目的を持ったデザイン、道具に変わるのです。」
雑貨を選ぶこと=生活を選ぶこと。
展示を見て回りながら、いまの自分は、“選べて”いるだろうか…と自問。流行りものや誰かさんが好きと言ったもの、流されるようにそれらを手にとっていないだろうか。
「終わらない自問自答」を繰り返しながら帰路についたのでした。
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